貧しい血とか、血が貧相な感じを受けるのですが、
血や血液が足りなくて貧血が起きるようなイメージがありますね。
でも実はそうでは無いのです。
貧血が起きる原因は、どちらかというと血液中の赤血球や
ヘモグロビンが少なくなり、酸素不足から起きるのです。
これには血液の役割を理解すると分かりやすいです。
私たちの体内を隈なく流れ、細胞の先端まで循環している血液は
大体体重の7.5%前後あると言われてます。
50キロ前後の体重の人で約4リットル近くの血液がある事になります。
この血液は骨髄で作られてます。
そこから骨の内側にある細い血管を通り全身に送られるのです。
血液は心臓から大動脈を通り、次に動脈を流れ、更に細かい毛細血管に
辿り着き、今度は静脈を通りながら同じように循環を繰り返し、
心臓に戻って来るのです。
血液中の99%の成分は赤血球が占めているので、
血液の殆どと言っても過言では無い程重要な役割を果たしているのです。
赤血球の中でも主にヘモグロビンが
人間の全身の細胞に酸素や栄養素を運び、逆に細胞や組織に
溜まっている二酸化炭素や老廃物を排出してくれてます。
この血液が酸素の供給を上手く出来なくなる事、
つまり何かしらの障害によって、細胞の最先端まで
酸素がキチンと運ばれなくなると、酸欠状態になり、
貧血が起きる原因にもなるのです。
私達の体内では毎日膨大な数の赤血球が生産されているのですが、
これらは時期に老化して行き、120日で寿命を迎えるのです。
この一連のサイクルのバランスが崩れると
赤血球の数が不足する事になってしまい、貧血の原因になります。
他にも赤血球が減り、貧血の原因になる大きな要因としては
多量の出血により血液が失われた時です。
事故や怪我などの外傷によっての一時的な出血もありますが、
それ以外にも消火器系の慢性的な疾患、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、
胃がんや大腸がん、少しずつ出血を繰り返す痔等、
そして女性に良くある、月経過多や子宮筋腫もそうです。
又は妊娠中で胎児の為に多くの栄養や酸素の需要が発生して
その供給が不足したり鉄不足になったりすると一時的に貧血に
なる妊婦さんも多くいらっしゃいます。
体の仕組みとは実に良く出来ていて、
こういった貧血の原因を見てますと、
休み無く、懸命に働いている血液や臓器に感謝したくなります。
と、同時に、私達はその恩恵を受けるのが当たり前のように
余りにも自分勝手に体を酷使しているのでは無いかと思ってしまいました。
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